フリーランスの仕事の苦労といえば、自分の得意分野や好きなジャンルのみに特化することが許されないという点が挙げられる。多岐にわたる業務に精通することが求められるのが辛いところだろう。自分自身の管理能力が問われるという言い方もできる。

フリーランスに求められるのは、ユーザーやクライアントからのリクエストや求めに対して結果を着実に出していくことである。いくら、自分自身が満足できたとしても、ユーザーやクライアントからのダメ出しがあれば、それまでの苦労も水の泡ということになってしまう。
フリーランスの中には得意不得意がはっきりと分かれるというケースも少なくない。むろん、多くの仕事をこなすためにも、選り好みすることなく挑戦することが重要なことはいうまでもない。

ユーザーやクライアントからの無謀とも思われるリクエストや要求を無難にこなしていくことは決して容易なことではないが、それらをこなすことで、一段上のレベルに到達することができれば、苦労の甲斐があったといえるのではないだろうか。
フリーランスが活躍する現場は通信事業者やIT業者、人工知能テクノロジー関連などと時代の最先端を走る分野であることはまぎれもない現実である。そういう意味では、得意分野をひたすら伸ばしながらも、その一方で苦手な領域にも対処が必要だ。ありとあらゆるITスキルやノウハウを身につけることで、結果として自らのポテンシャルを高めることにもつながる。